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2012/09/12(Wed)上りアメマスの釣り方。

おそらく北海道全域にいえることなのですが、今、北海道の河川や湖は水位が低くてたいへん。道東の上りアメマスの川も例外ではなくて、例年の水量の半分以下程度の水しか流れていません。今、私たちが望むらくはちゃんとした雨です。

そんな渇水のうえシーズン初期だから、素直に釣るにはひと工夫、ひと手間が必要です。もちろん、いる場所にはちゃんとアメマスが入っていて、フライフィッシングなら、終日愉快に釣りを楽しむことができます。

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上りアメマスの釣り方は大きく二つ。インジケーターを使ったウキ釣りか、アウトリガーの釣りです。いずれもロッドは8番、レングスは9フィート程度、リーダーは9フィート程度、1.5号から2号が標準になります。ティペットに換算するなら3X〜2Xといったところ。リーダーはテーパーリーダーである必要性はなく、モノフィラを”通し”で使うことをおすすめしています。リーダーにテーパーがついていれば、ティペット部と比較して水中ではより大きな抵抗を受けることになります。水中でより自然なドリフトをするには、テーパーは不要というわけです。フライラインに直結でもいいし、ライン先端に30センチほど残したバットセクションに結んでもよいでしょう。いずれもスプリットショットを多用するので、重さごとにスペアを多めに用意しておくこと。

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道東のアメマスの川にはいろんな川があるのでいちがいにいえませんが、水量いかんでは小さなスポットに繰り返しキャストすることもあります。よって、長すぎるロッドは不便です。いちばんに手返しが悪くなり、キャストのアキュラシーがおちてしまいます。私たちがご案内する上りアメマスの釣りでは、ウキ釣りであれアウトリガーであれ、魚を捜して、彼らの位置を目で確認してからキャストを始めるサイトフィッシングがほとんどです。プールやヒラキではなく、瀬の中や落ち込みなどに定位しているやる気のある1尾を選んでねらって釣れば、粗野になりがちなこの釣りもかなり楽しめること請け合いです。

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ウキ釣りについていくつかエッセンスを。水面に浮くインジケーターは、ウキより下のリグを背負えるだけの適度な浮力がなくてはなりませんが、ぽっかり浮く状態ではなく、インジケーターが半分くらい沈んだ状態に調整するのがベストです。浮き過ぎでは総じてアタリの出方が鈍感になるためです。

また、仕掛けを背負わせるためのウキではなく、たんに目印=アタリ察知の補助の役割として使用する場合はこの限りではありません。「アルファ目印」のような化学繊維の目印を小さくリーダーにつけてもよいし、「TMCストライクディテクター」のようなシールタイプのインジケーターを小さくちぎって巻き付けておくのもよいでしょう。スミス社の「フロートドゥ」のような練りゴムタイプのものでもよいと思います。この釣りは、ウキを使ったニンフィングというより、イマージャーやソフトハックル、ウエットフライに通ずる面白さがあります。リーダー全長は短めに、ショートロッドでよりアグレッシブに遊ぶのも一興です。

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アウトリガーにもウキ釣りにもかかわるスプリットショットについてもいくつかエッセンスが。オモリの重さは、水の勢いや流速などによって細かく変化させます。強い流れでは、強制的に仕掛けを沈めるためにより重いスプリットショットを使うわけですが、重いオモリを付ける時、意図的に調整しなければならない点があります。それは、オモリからフライまでの距離、エサ釣りで”バカ”と呼ばれる部分の長さです。これは、その日の魚の活性に合わせるという側面ももっていて、調整しだいで効率に大きな差が生じるのです。これは数釣りの世界では顕著で、本流の大ものをねらうようなエサ釣りの方々なら、誰でも知っているエッセンスです。

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活性にもかかわっている、と書きましたが、魚の活性が高い時、積極的に口を使う状態にある時は「速い釣り」が有効です。一方、活性が低い時は「遅い釣り」を心がけなければなりません。これらにも、イトの長さや太さとオモリの関係性はおおいにかかわっていて、びっくりするほど釣果に差が生まれてくるのです。こういうイディオムをふまえたうえで、現場の状況に合わせて細かく調整してさしあげるのが、私たちガイドの仕事ですね。

上りアメマスの釣りは、これまで書いたとおり、いわばニンフフィッシングです。ニンフの釣りが苦手だとか、まったく初めてという方は敬遠しがちですが、こちらのアメマス釣りで経験して得たイディオムはそのまま本州の釣りに活かすことができること請け合い。ご説明しきれなかったオモリやイトのこと、速い釣り、遅い釣りなど、細かいエッセンスは当日魚を見ながら詳しくご説明いたしますから、ご安心ください。

アメマスは8月の下旬からすでに川に遡上していて釣れる状態にあります。道東の上りアメマス釣りの最盛期といえば10月下旬、彼らの産卵が終わってからになります。アメマスの釣りをたっぷり楽しむならこの時期に来道なさるのがベストです。今回の写真は9月上旬に釣れた上りアメマス。落ち込みの流れの中に定位していた1尾ですが、丸々と肥えていて筋骨隆々、フッキング直後は8番ロッドのバットセクションがめいっぱい曲がりました。ニジマスとは釣趣が異なるものの釣り味はなかなかのものです。

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Author:POROSHIRI FLIES & GUIDES
北海道・十勝の中札内村に拠点をおくフィッシングガイド・サービス「ポロシリフライズ&ガイド」代表。十勝について、日々の釣りについて綴ります。「フライロッダーズ」誌(地球丸刊)でも撮影活動中です。

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